Thursday, January 27, 2011

上海:医療事情

Huaihai Zhonglu( 准海中路),上海
肉まん
准海中路の魚屋で:イカ,エビ
ワタリガニ
アサリ貝
太刀魚
 ガチョウ


卵いろいろ
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上海の衛生・医療事情一般在外公館医務官情報から抜粋)
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上海は鹿児島市とほぼ同緯度に位置します。感染症の中、死亡者数の第1位は狂犬病、
2位は肺結核、第3位はAIDS, 第4位は肝炎です。2003年春には中国本土でSARSの流行
がありました。

鳥インフルエンザは2005年10月から中国全土、特に華中、華南で多く発生し、現在まで
に28名発症し18名が死亡しています。予防には、死んだ野鳥には触れない、鳥と野生動物
マーケットに行かない、鳥インフルエンザ流行地には旅行しない、等の注意が必要です。

上海市内には医療レベルが高い病院・クリニックがあります。日本語の話せる医師や看護
師も勤務しています。しかし、救急車は日本人には使いづらく、また外資系のクリニック
の治療費は外国人料金が適応され高額になります。海外旅行傷害保険に加入することをお
勧めします。

分娩は日本とはかなり様式が異なることもあり、当地での出産はお勧めしていません。
上水道の水質検査の結果は正常と公表されていますが、生水を飲まずに必ず煮沸してから
飲用してください。

かかり易い病気・怪我
(1)下痢症,食中毒
(2)ウィルス性肝炎:A型肝炎、B型肝炎

健康上心がける事
下痢は一番よく罹る病気です。気温の高い季節、生水を飲まない、サラダより茹でた
野菜、刺身より焼き魚、煮魚を、屋台での食事は避ける等の注意をしてください。
下痢のため脱水になった場合には、スポーツドリンク(炭酸入りでないもの)を常温で
飲んで水分を補給しましょう。

中国の食品の衛生管理は十分でありません。食品中に細菌が検出され、農薬、抗生物質、
重金属の残存が報告されています。リスクを分散させる意味では、同じ製品を食べ続け
ない、同じ店で買わない、同じレストランで食べないことも役にたつと思われます。

予防接種
(1)赴任者に必要な予防接種
ーー成人:A型肝炎,B型肝炎,破傷風,日本脳炎,(狂犬病)
ーー小児:A型肝炎(中学生以上は必要),B型肝炎,破傷風,日本脳炎,
ーーーーー(流行性脳脊髄膜炎,狂犬病)

病気になった場合(医療機関等)
上海市(1)全科対応の総合医院:
大きな総合医院には、外国人やVIP診療専用の「特診部」・「国際医療部」・「VIP診療部」等が設けられているところがあります(自由診療となるので、医療費は高額となります)。そこには、平常診療時間帯に日本語、もしくは他の外国語で対応可能な医師・看護師・通訳がいることがありますが、必ずしも常駐しているとは限りません(医院によっては、24時間対応を行っているところもあります)。事前に確認して下さい。上海では病院をランク分けしています。3級とランクされる医院が、最高の設備と医療スタッフを備えています。重症の場合には救急車等で最初からこれらの医院に搬送してもらい、同医院で治療を受けるとよいでしょう。



➞ 在外公館医務官情報:海外の日本大使館,領事館に派遣されている医務官(約80名)
ーーーーーーーーー  ーの現地の医療事情報告。
ーーー      ーー http://www.mofa.go.jp/mofaj/toko/medi/index.html


ご質問
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上宇部こどもクリニック 萩原啓二 
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